茶席の花 🌙

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Column 1

                                  梶谷 栄治

茶の湯の世界では、四季の移ろいを大切にした茶会が催され、茶席の花は季節そのものです。利休居士が 「花は野にあるように ・ ・ ・ 」 と教えられたように、ありのままに入れるのがいいです。  
床の花によって季節を ・ ・ ・   入れられた姿によって茶趣を ・ ・ ・
一般に知られている生花(流儀花)とは異なり、茶花はどこまでも茶花です。
客は一服のお茶を賞味しながら、亭主の心づかいと自然の息吹を感じとります。


令和3年8月
シュウカイドウ  Begonia grandis<秋海棠>
カワラナデシコ  Dianthus superbus var.longicalycinus
<蘧  河原撫子>
八月はお盆の月、この二種は暑い夏の終わり頃まで。
シュウカイドウの茎は緑色ですが節の処だけは紅色。
中国大陸原産で、寛永年間に日本に入ってきたといいます。
カワラナデシコを添えましたが、一種入れにも適し、花入れも選ばないので嬉しいです。



令和3年7月
ヤブガラシ  Cayratia japonica<藪枯らし>
ヤハズススキ  Miscanthus sinensis’Zebrinus’<矢筈薄>
ヤブガラシって言うこの蔓性植物、周辺の植物からは厄介物のよう。
でもよく見ると沢山の小粒で可憐な蕾が寄り集まって、、、
そして次々とオレンジ色の花が、、、
赤い芽出しの頃の天ぷらは美味だそうです 。





令和3年6月
シャクヤク  Paeonia lactiflora<芍薬>
シャクヤクは、美人の立ち姿にたとえられて親しまれてきました。
ボタンと同じボタン属ですが、ボタンは木本でシャクヤクは草本です。
宗全籠に一種入れた大輪は存在感が大きいので、横物(消息)の掛け軸の真下に置きました。



令和3年5月
コバノガマズミ  Viburnum erosum<小葉蒲染>
11月から4月まで、半年間の炉を閉じ、炉畳を仕舞い、道安風炉を置く五月、、
茶室内は薫風爽やかに。
こんなころ里山でガマズミを見ましたので、手付き置き籠に入れました。




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