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滋賀森林インストラクター会ホームページへようこそ

滋賀森林インストラクター会は、滋賀を中心に多様な森の魅力を紹介し、皆様が森に親しみ、つながりを深めていただくため、各種イベントの開催や森林環境教育の講師派遣など、森に関する様々な活動をしています。当会は、平成6年4月に設立され、現在33名の会員が、県下各地で活動を展開しています。イベントに参加したい
、森で楽しみたい森で学びたい森でいやされたい森を守りたい・・・そんなときは、是非私たちに声をかけて下さい。   (青地 をクリックすると内容がみられます。)

森林インストラクターは
(社)全国森林レクリエーション協会が実施する資格試験に合格した者で、自然と森林の仕組み、森林づくりと林業、野外での活動、教育の方法安全対策のすべてについて、一定レベルの知識を有する「森の案内人」です。

お問い合わせ


代表者  会長 高橋 優
今月の一枚 (2024.07)
                            佐々木 建雄(第3代会長) 

今年の祈りシリーズ、7月のこの一枚は「村の地蔵さん」と題して、三体地蔵のご紹介です。湖南市菩提寺地区の一画、菩提禅寺というお寺の近くに、立派な三体のお地蔵さんが祀られています。
この地域に、天平年間に創建されたとされる「少菩提寺」という大規模寺院があったのが、織田信長に攻められた佐々木六角の敗残兵によって焼き払われ、以後復興することもなく廃寺となり、その跡地に残されていたもの。
大人とほぼ等身大で、三体揃うとなかなかの迫力です。
真ん中のお地蔵さんは鎌倉時代後期、両脇のお地蔵さんは室町時代前期の作であろうといわれています。
お地蔵様は正式には地蔵菩薩といい、いろいろな御利益を授けてくれる仏として親しまれていますが、特に、立場の弱い者を優先して守護する菩薩として知られています。
その通り、地蔵菩薩は子供の守護者としてよく知られているところ。
子どもが親より先に亡くなることは親不孝とされており、幼い子供はその罪のために三途の川を渡ることができず、鬼にいじめられながら河原で、成仏のための功徳をつまなければなりません。
地蔵菩薩は積極的に賽の河原に足を運び、成仏できないでいる子供を鬼から守りながら、功徳を積ませ、成仏に導いていくという説話が知られています。
地元の人々が甲西富士と呼んで親しむ菩提寺山への入口に佇み、地域を見守り続ける三体の地蔵菩薩。その祈りが、子供の健やかな成長とともに、少子化の歯止めにも御利益があればと期待したいところです。



※ 制作の裏側
三体地蔵の迫力をどのように表現するか、というのが今回の課題。
とりあえずは、画面一杯に大きく描くことを心掛けましたが、幸いなことに、住宅の一部が背後に見え、比較対象となったことで、地蔵の大きさを想像していただけるかなと思います。
(作品データ:水彩F4号 WIRGMAN  透明=W&N) 

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