滋賀森林インストラクター会は、滋賀を中心に多様な森の魅力を紹介し、皆様が森に親しみ、つながりを深めていただくため、各種イベントの開催や森林環境教育の講師派遣など、森に関する様々な活動をしています。当会は、平成6年4月に設立され、現在33名の会員が、県下各地で活動を展開しています。イベントに参加したい 、森で楽しみたい、森で学びたい、森でいやされたい、森を守りたい・・・そんなときは、是非私たちに声をかけて下さい。 (青地 をクリックすると内容がみられます。)
森林インストラクターは、(社)全国森林レクリエーション協会が実施する資格試験に合格した者で、自然と森林の仕組み、森林づくりと林業、野外での活動、教育の方法安全対策のすべてについて、一定レベルの知識を有する「森の案内人」です。

代表者 | 会長 高橋 優 |
佐々木 建雄(第3代会長)
3月のこの一枚は「相棒」と題してメジロとヤブツバキのご紹介です。
このペアリングは、まさにピタリ。
実はこのペア、お互いのために共に進化を遂げてきたといわれます。
このように2種が互いに合わせながら進化を遂げてきたことを「共進化」と言うそうです。ヤブツバキの花はメジロに合わせて進化したことで、赤い色、頑丈な構造、筒状に並ぶ雄しべ、豊富な蜜量などの特徴を持つに至りました。
赤い色は鳥にとって見やすい色。筒状に並ぶ雄しべは、クチバシを入れた時、メジロの頭にたくさんの花粉を付着させるため。
豊富な蜜量は虫に比べて体の大きい鳥のため。
一方、メジロはツバキに合わせ、細長いクチバシ、軽い体重、蜜の糖を消化できる体、特殊な構造の舌などへの進化をとげてきました。
細長いクチバシは蜜を吸うのに適した形で、舌の先はブラシ状の特殊な構造になっています。体重が軽いので、爪をかけてぶら下がっても花を壊すことはありません。
ツバキの花に群がるメジロという、日常の何気ない風景なのですが、その裏には実に巧妙な自然の仕組みがあったということですね。
※ 制作の裏側
照葉樹として代表的なヤブツバキは、葉の照りがポイントです。
にもかかわらず、今回はツバキの葉らしい表現が残念ながらイマイチでした。
今思えば、水彩紙の選定に誤りがあったようです。
細かい目の紙を選べば良かった のですが、荒い目の紙を使ってしまいました。
(作品データ: 水彩F4号 WIRGMAN 絵の具 W&N)
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