滋賀で見た虫たち ♬

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Column 2

オオキンカメムシ
Eucorysses grandeis <大金椿象(亀虫)>


滋賀で見かけた虫たち♪8
                               関澤友規子

冬真っ只中です。残念ながら殆ど虫を見かけません。そこで冬でも、と思い出すのがこちら、オオキンカメムシ。「大」と言うだけあって体長20-25mmでこの鮮やかさ。2016年12月の湖西・白髭神社の裏山で見つけた時は既にお亡くなりでしたが、嬉しい出会いでした。


熱帯系のカメムシで本州南部以南に見られるも、その地域でも暖かい場所の椿やトベラなどで集団越冬とのこと。幼虫も成虫もアブラギリ食というので神社の裏山を探したものの、アブラギリは見当たらず…。なお面白い事にシナアブラギリでは幼虫は育たないとも。

他に、と探して出て来たのが2017年1月のこちら。残念ながら滋賀ではなく、京都府八幡市の流れ橋近くの河川敷でのものですが、モズのハヤニエでしょう。南無。冬らしい光景ですが…では「生きたオオキンカメムシ」是非、皆さんも見つけて下さい。


ヒメカマキリ
Acromntis japonica <姫蟷螂>


滋賀で見かけた虫たち♪7
                               関澤友規子

カマキリシリーズ第3弾?今回は湖北・近江塩津から木ノ本への琵琶湖岸沿いの道で2012年10月下旬に見かけた小さなヒメカマキリです。


日本のカマキリの中で唯一ハナカマキリ科に属し、体長25-32mm 成虫出現期は9-11月小ぶりなサイズの割に? 眼が獰猛な感じ。
野生のカマキリらしい、と言うべきか。
お腹が大きいので産卵前の女子でしょうか。


このヒメカマキリを見て「あ」と思うのには前段がありました。
それは滋賀ではなく京都で、でしたが、
今回の湖北より3年前の2009年12月上旬の化野念仏寺で出会っていたから・・・。


それは本堂前の焼香机の上、「お焼香の手引き」が入った箱に居たのです。
初冬の光の中、良い香りに、このカマキリはきっと「ありがたい所」に旅立つのだろうなと思ったものです。

因みに京都府準絶越危惧種でもあります。

ハラビロカマキリ
Hierodula patellifera <腹広蟷螂>


滋賀で見かけた虫たち♪6
                               関澤友規子

カマキリシリーズ第2弾!今回はハラビロカマキリ。特に珍しいカマキリでもないのですが、数年前の10月、湖西の「波打ち際」で見かけました。何でこんな場所に?と思い、気づいたのが「ハリガネムシ」。幼虫が水生のハリガネムシはカマキリやカマドウマの体内に入って成長。交尾・産卵の「その時」が来たら、何かの成分を出し、「水辺に行け」とカマキリを水辺に誘う、というあの話。きっと…と水辺で逡巡しているカマキリを見ていると、急に大きな波が来て、あっと言う間にカマキリはぷかりと水に浮き、そのまま引いてゆく水に乗ってどんどん遠くに…。湖西の水の透明感がまた感無量の光景をどうぞ。



因みにハリガネムシはこちら
これは滋賀で見たものではないですが…犠牲者はやはりハラビロカマキリです。数年前の9月




オオカマキリ
Tenodera aridifoliai <大蟷螂>


滋賀で見かけた虫たち♪5
                               関澤友規子

数年前の9月下旬の伊吹山麓歩きで見たこちら。
多分オオカマキリと思うのですが、きっちり首の下の色を確認しておりません。
何せ「お取込み中」でしたし。。秋ですね♪





ミヤマカラスアゲハ
Papillo maakii <深山烏揚翅>


滋賀で見かけた虫たち♪4
                               関澤友規子

三年前の7月下旬、湖北・高時川上流で見かけた豪華な光景。
ミヤマカラスアゲハ達が群がっている落葉の下には一体何があるのか。







この日の帰り道では、ほぼ同じ場所で斜面に群がっての吸水光景も。
吸水と言ってもその水には何らかのミネラルとか何かの成分があるのかと。
おそらく彼らは全て男子でしょう。大事な「仕事」の為には脇目もふらずに、
時には獣糞等にもの蝶には時に見かける光景ですが…彼らは無事にこの後、
子孫を残せたのでしょうか。湖北・高時川ならではの記憶です。




オナガバチ <尾長蜂>

滋賀で見かけた虫たち♪3
                               関澤友規子

3年前の初夏、湖西の里山で見かけたこの寄生蜂。檜の間伐材の上であちらにこちらに飛んではこのポーズを繰り返す。食べていた弁当を置いて確認するも、やはりお母さんが産卵だ。木材の中にいるカミキリムシ等の幼虫を探し当て、木材の上から産卵管を伸ばして産卵というスゴ技。産みつけた卵は幼虫を餌として育つというのがまた。体長より長い産卵管を持つので尾長蜂とはよく言ったもの。ただただ唖然として見守るしか…でした。なおヒメバチ科オナガバチ亜科までしか解らず、オナガバチは総称です。

長い産卵管・・・・皮の上から。




トリノフンダマシ
Cyrtarachne inaequalis <鳥の糞騙し>


滋賀で見かけた虫たち♪2
                               関澤友規子

色とりどりだった緑もすっかり濃い緑になりつつあります。そんな初夏に出会った虫はこちら「トリノフンダマシ」です。不思議な形状ですが、これは「クモ」。3年前の6月に鏡山研修で出会ったもので、ヤマハゼの葉裏で見つけ、嬉しく何枚も撮りました。
脚をきちんと折り畳んでいると「?」ですが、逃げるとクモと解りますね。「蛾」を専門に食べるクモで、そのため昼間は葉陰で休んでいるようで、そこも面白いですね。
昨年の神戸森林植物園研修で見かけた「卵のう」もユニークな形です。
ところで草むらにしゃがんで撮りまくった際、私のズボンの裾から嬉しくないヤツが‥マダニです。気づくのが遅れ、皮膚科に駆け込みました。皆さんもどうぞ気を付けて下さい。残念ながら?その写真はありません(涙)




ミヤマセセリ Erynnis montanus<深山挵>

滋賀で見かけた虫たち♪1
                               関澤友規子

4月半ばの晴天の日、日向ぼっこで体温上げしてたかと。
食樹はコナラ、クヌギ、ミズナラなど。日本各地の平地から山地の落葉広葉樹林に生息。
丘陵地の雑木林では比較的残っているものの、管理が放棄された暗い林では生息地として不適なので低地部では減少傾向にある、と(フィールドガイド・日本のチョウ)

翅を広げて2㎝程の小型の蝶。ちらりと飛んでは止まる、を繰り返すので「あれ?」と解った次第。急に暖かくなった日だったのが幸いしました。湖西の山麓もまだまだ豊かだな、と嬉しいですが、ここでも鹿・猪害は大変で、この日も住宅地傍で猿たち、また川を少し上がった河原で鹿たちを見ました。いずれも真昼間なのに…。
増えすぎた鹿のドングリや幼木の食害が心配ですが、滋賀県北部のナラ枯れは収まりつつあるようなので・・・。

湖西でこの先もまたこの蝶に出会えますように。

この春、湖西の森で出会ったミヤマセセリ女子
前翅表の中央部の「白帯」が女子の特徴