茶席の花 🌙

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Column 1

                                  梶谷 栄治

茶の湯の世界では、四季の移ろいを大切にした茶会が催され、茶席の花は季節そのものです。利休居士が 「花は野にあるように ・ ・ ・ 」 と教えられたように、ありのままに入れるのがいいです。  
床の花によって季節を ・ ・ ・   入れられた姿によって茶趣を ・ ・ ・
一般に知られている生花(流儀花)とは異なり、茶花はどこまでも茶花です。
客は一服のお茶を賞味しながら、亭主の心づかいと自然の息吹を感じとります。



令和元年11月
シロモジ Lindera triloba<白文字>
ネジキ Lyoniayp ovalifolia ssp.neziki<捩木>


今年は、晩夏から初秋にかけて、残暑や暴風・豪雨で大変なところもありましたが、少しづつ冷気を感じ、里山の木々も色づきはじめ、茶席では風炉を閉じて炉を開く季節に入ってきました。 こんな頃の床にと思い、照り葉二種を入れました。




令和元年10月
ヒメガマ Typha domingensis<姫蒲>
コムラサキ Callicarpa dichotoma<小紫>
アキチョウジ Isodon longitubus<秋丁字>
ヤマハギ Lespedeza bicolor<山萩>
オハラメアザミ 
Cirsium microspicatum var.kiotoense<大原女薊>


10月はいよいよ風炉のなごり、風炉を中置にして水指は客の反対側に。 
そんな頃、床の花も、なごり花。 
少し賑やかめに入れました。




令和元年9月
クズ Pueraria montanha var. Iobra<葛>
ススキ Miscanthus sinensis<芒>

暑い、あつい日が続きましたが、もう長月に。 何処の山野にも葛は見られます。
葛は芒(尾花)と共に秋の七草です。
芒の穂は動物の尾に似ているから尾花? お月見には欠かせませんね。




令和元年8月
ソクズ Sambucus japvanica<別名 草接骨木>

里山の林縁部、細い溝の近くに大きな株物が、白い小花を沢山丸く集め、幾つも咲いていました。
水上げが悪いので心して水切りを。
盛夏の頃の大寄せの床、 消息など横物掛け軸 の真下に ・ ・ ・



令和元年7月
ヒルガオ Calystegia pubescens<昼顔>
ヤハズススキ Miscanthus sinensis Andersson
<矢筈芒>


日中に開き夕方にしぼむ昼顔の姿に余情残心。 
万葉集に容花(かほばな)として登場しているそうです。 
矢筈芒は初風炉から名残りまで、長い期間使われます。 
掛け花入(鮎籠)に入れました。




令和元年6月
ダッチ・アイリス(オランダアヤメ)
Iris hollandica<阿蘭陀菖蒲>

炉を閉じて席を改め早や一カ月。 
同級生から、床にでも掛けて!!  と稽古場に届いた色紙には五山派の僧による揮毫の 「 令和 」
色紙の掛かった床に アヤメ科のダッチ・アイリス(オランダアヤメ)。
西洋から園芸用として入ってきたようですが、ショウブやカキツバタより花も小さめで、清楚な姿にひかれ、手付置籠に入れました。



 

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